クレアチンの種類を徹底比較|モノハイドレート・クレアルカリン・HClの違いと選び方

この記事を書いた人
  • 管理栄養士・フードスペシャリスト
  • 医療栄養学を専攻し、医療機関での栄養カウンセリング、小学校や保育園での調理・栄養士業務を経てフリーの管理栄養士として独立。
堀川えり

クレアチンには、複数の種類があります。近年はその選択肢の多さから「結局どれがいいの?」と迷うこともあるでしょう。

クレアチンは、短時間・高強度の運動を行うときのエネルギー源になる物質です。

その大部分は筋肉に含まれ、体内のクレアチン貯蔵量の増加によって、運動パフォーマンスの向上が期待されています。

本記事では、代表的なクレアチンの種類とそれぞれの違い、5つの軸でのクレアチン3種を徹底比較しました。

あなたの体質や目的に合ったクレアチンを見つけて、これからの体づくりに役立ててください。

目次

クレアチンの種類一覧と基本的な違い

代表的なクレアチンの種類は、以下の3つです。

クレアチンの種類
  1. クレアチンモノハイドレート
  2. クレアルカリン
  3. HCL(塩酸クレアチン)

まず前提としてクレアチンには、さまざまな「かたち」があります。一般的によく知られているのが、「クレアチンモノハイドレート」という種類ですが、これだけが唯一のものではありません。※1

今回は伝統的で多くの研究が発表されているモノハイドレートのほかに、近年新しく登場しているクレアルカリンやHCLの特徴も紹介します。

そもそもクレアチンとは何かを確認したい場合は「こちらの記事」をご覧ください。

①クレアチンモノハイドレート

クレアチンモノハイドレートは、最も歴史があり、たくさんの研究に使用されている種類です。

ヒトの体内で合成されるクレアチンの1つで、比較的安定性に優れているのが特徴です。※2

国際スポーツ栄養学会(ISSN)による効率的な摂取方法では、最初の5〜7日間にローディング期間として、1日20g(5g×4回)を摂る方法が推奨されており、唯一の副作用としてわずかな体重増加の懸念があります。※2※3

また、クレアチンモノハイドレートの場合は、水に溶けにくいという性質も持ち、ローディング時期の手間や大量に摂取した場合の違和感も完全にないとは言い切れません。

サプリメントの摂取が初めての方には、おすすめされることが多いです。粉末タイプの場合は、十分な水と一緒に飲むことが推奨されます。※1

②クレアルカリン(Kre-Alkalyn)

クレアルカリンは、 pHをアルカリ性に調整した特許技術により、胃酸の影響を抑えて少量でも効率よく吸収される特性を持った新しいタイプのクレアチンです。※4

モノハイドレートは、ローディング期間が推奨されていますが、クレアルカリンの場合は不要です。

また、クレアルカリンは胃酸の影響を受けずに体内に入り、代謝されることで生成されるクレアチニンに変換されないため、安定していると言えます。

さらに、クレアルカリンはカプセルタイプも登場しており、飲みやすさや粉末クレアチンの多量摂取による不快感や体調不良が心配な方へにとって、胃腸への優しさに配慮した種類です。

クレアルカリンは、忙しい現代人のライフスタイルにフィットする、次世代の新しい選択肢と言えるでしょう。

③HCL(塩酸クレアチン)

HCLは水に非常に溶けやすく、体内での吸収効率がよいとされている種類です。

モノハイドレートの摂取量が1日3〜5g程度であることに対し、HCLは1.5g程度の少量で同等の働きが得られると考えられています。

また、HCLは溶け残りが少ないため、クレアチン特有の問題点であるお腹の張りや下痢が起こりにくいと言われています。

そして、ローディング期間を設けなくても、比較的早めに体内のクレアチン貯蔵量を高められるとの期待も。

しかし、HCLは単体で飲む場合にやや酸味を感じやすいため、苦手な方はフレーバータイプを選択するのも1つの方法です。

おすすめのクレアチン3種を5軸で徹底比較【一覧表】

今回は、モノハイドレートとクレアチン、HCL(塩酸クレアチン)の3つのクレアチンを5つの軸で徹底比較しました。

種類モノハイドレートクレアルカリンHCL
吸収率・安定性普通高い高い
ローディング要否必要不要不要
胃への負担あり得るほぼなし少ない
1日の量3g~10g1.5g~1.5g~3g
価格帯安いやや高めだがタイパが良い高め

吸収率は、モノハイドレートよりもクレアルカリンとHCLのほうが高いと考えられます。

モノハイドレートは、水や飲み物にゆっくりと溶け、その9割以上が各臓器で利用されます。オレンジジュースなどの酸性の飲み物に混ぜると、その少量がクレアチニンに変換されます※1※2

一方で、クレアルカリンは胃酸の影響を受けずに、そのほとんどがクレアチンとして吸収され、とても効率的です。※4

HCLは水への溶解性に優れており、その吸収率は比較的高いと考えられます。

そのため、モノハイドレートを選ぶ際は、ローディングを行った方がよりよい働きが期待できるでしょう。

一方で、クレアルカリンとHCLは少量での摂取と吸収率の高さがあるため、ローディングは不要とされています。

胃への負担は、各クレアチンの推奨量と適切な水分摂取によって確認されていない研究もあります。※2 しかし、個人の体質によってその可能性は全くないとは言い切れません。特にモノハイドレートの量を増やすローディングの際は、注意が必要です。

1日の摂取量は製品によって異なり、モノハイドレートの目安量は1日3〜5g。体格が大きい方は、5〜10gほどが適していることも考えられます。※3

クレアルカリンやHCLは、約1.5g/日の摂取量が目安で、カプセルタイプでは水に溶かさず手軽な摂取が魅力的です。※4

価格はモノハイドレートが安定していますが、体質の不安や時間を節約したい方など、利便性を追求する場合は、クレアルカリンが最もおすすめです。

目的別:あなたに合うクレアチンの選び方

目的や体質に合わせたサプリメント選びが理想の体づくりをサポートし、継続のしやすさにつながります。

安さと伝統を重視するならモノハイドレート

クレアチンを含むサプリメント選びでコストパフォーマンスを重視するなら、モノハイドレートがよいでしょう。

多くの研究結果が発表されているモノハイドレートは、基本を大切にしたい方にも向いています。

粉をしっかり溶かしたい、ドリンクを自作したいならHCL

HCLはクレアチンのなかでも水に溶けやすく、ローディングが不要であることが特徴の一つです。

シェイカーカップの溶け残りが気になる方や他のパウダーと混ぜて使いたい方には、おすすめです。

HCLはやや酸味のある味が特徴で、フレーバーありの製品も登場しています。溶けやすいものがよい、カスタマイズ性のあるクレアチンを選びたい方は、検討してみてください。

体調を意識した効率的な体づくりにはクレアルカリン

日々のコンディショニングを最優先に考え、ローディング不要で効率的に強い体づくりを目指したい方は、クレアルカリンがおすすめです。

従来のクレアチンと異なり、摂取量が少量でモノハイドレートと同様以上の効率的な摂取が期待できるためです。※4

カプセルタイプも登場しているため、水に溶かす手間を省いてスマートに届けたい方は、ぜひ選んでみてください。

LEVEL.FIT クレアルカリンカプセルの特徴

クレアルカリンの中で「どれを選んだらよいか迷う」という場合は、LEVEL.FITのクレアルカリンカプセルをおすすめします。

注目したい3つの特徴
  1. 特許原料である「クレアルカリン®」を使用
  2. 国内製造による安心感
  3. カプセルサイズによる利便性のよさ

LEVEL.FITのクレアルカリンカプセルは、アメリカで特許を取得した原料「クレアルカリン®」を使用。

一般的なクレアチンと異なり、pH12のクレアチン分子が原料であるため、胃酸の影響を最小限に抑える働きが期待されます。※4

また、国内GMP工場での製造により、一定の品質が保たれていることも嬉しいポイント。

アンチドーピング認証も受けており、世界のプロ選手やアスリートも愛用する、品質管理を徹底した製品です。

加えて、カプセルタイプであるLEVEL.FITのクレアルカリンカプセルは、粉末よりも利便性が高いことが最大のメリット。

粉末のものではあらかじめ水に溶かしてから飲みますが、クレアルカリンカプセルは、水に溶かす手間いらずで、素早いクレアチン摂取や量の管理がしやすいことも特徴です。

体づくりのサポートに取り入れて、ぜひ理想の体を目指してみてください。

まとめ

クレアチンの種類は、基本的な選択肢となるモノハイドレートだけでなく、その弱点をカバーした次世代の選択肢が登場してきています。

その一つがクレアルカリンであり、胃へのやさしさや手軽で効率的な体づくりを後押ししてくれるものです。

サプリメント選びでは、目的やライフスタイルを意識した選び方が非常に重要です。できるだけ続けやすいものを選び、トレーニングでの迷いや伸び悩みを感じている場合は、クレアチンの種類や摂取方法を見直してみましょう。

どれを選ぶか迷ったときは、1つの選択肢として、ぜひクレアルカリンを一度お試しください。

参考文献

※1 Jäger R, Purpura M, Shao A, Inoue T, Kreider RB. Analysis of the efficacy, safety, and regulatory status of novel forms of creatine. Amino Acids. 2011 May;40(5):1369-83.
※2 Kreider RB, Jäger R, Purpura M. Bioavailability, Efficacy, Safety, and Regulatory Status of Creatine and Related Compounds: A Critical Review. Nutrients 2022, 14(5):1035.
※3 International Society of Sports Nutrition position stand: safety and efficacy of creatine supplementation in exercise, sport, and medicine
※4 https://kre-alkalyn.jp/

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